もう、終わってしまいましたが今更ですが書いてもいいでしょうか。
後半になってハミルトンをマックス・フェルスタッペンがリードしたときは、今年はホンダの最終年でまさかのドライバーズチャンピオンもコンストラクターズも取れるんじゃないかとワクワクしました。
ところが最終局面に入ると一気にメルセデスが息を吹き返してきてハミルトンが絶好調。マックスも2位が精一杯という感じになってきて見ていても焦ってきました。
流れが悪いなーと思っている中で、まさかの最終戦を同ポイントで迎えるというすごい展開。優勝回数でマックス・フェルスタッペンのほうが順位的には上ですが、正直流れからすると全然優位な感じがしなかった。
そんな中で迎えた22戦 最終アブダビグランプリ。
もうね。ドキドキしかなかったですよ。
予選のQ2でマックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤにフラットスポット作ったときなんてマジカ！半分終わったんちゃうかい！！と辛かった。
Q3で絶対にトップにならなきゃ終わりじゃんという中でポールポジション。うおー。これで可能性残ったわーと思って日曜の決勝に繋がりました。
予選ではペレスがアタックを半分犠牲にしてマックスのタイムを出すためにトウを使えるようにしていた姿に感動。これぞチームワーク。これぞチャンピオンを争うNo2ドライバーの仕事と思って感動していました。
そんな中での決勝。ポールポジションはマックス。2番手にハミルトン。
スタートでまさかのハミルトンがトップを奪う。その後マックスが一瞬コーナーで前に出るもちょい無理な追い抜きで結局ハミルトンが1位のままで進む。 差が縮まるどころか広がるし二人共がハードタイヤに交換しても同じ状態。 もう、正直なにかそうとうなことが起こらないと情勢が変わらない状況。あぁ、見ていても辛く楽しくない。
そんな中でペレスがスタートから摩耗したソフトタイヤのままピットに入らずステイしてハミルトンを迎える。1コーナーでも抑えてくれと願っていたら、まさかのマックスが追いついてくるまで抑えきったという涙なしには見られない鬼神のブロックでした。
正直アブダビGPで一番感動したのがこのペレスのブロック。見てるほうがもうマックスのチャンピオンを諦めかけていたのにペレスがありえないくらいのブロック。 すぐに抜かれると思っていただけにこのブロックを見ていて泣けました。
ただ、そのブロックで一旦マックスも追いつくもやはり追いつけず差がまた出てくる。もっかいハードに履きかえて逆転優勝にのぞみをつなぐもタイムはじわじわとしか縮まらないため残り周回数を考えると絶望的。後ろにつくことさえ不可能だろうと。このままハミルトン優勝＆チャンピオンかと思いつつ見ていた。
あと、可能性があるとしたらハミルトンのタイヤがかなりロングスティントになっていたのでパンクの可能性くらいと思っていました。パンクでもマックスというかホンダに勝ってほしいけど、パンクで終わるのもなんか微妙だなぁということも思いつつ最後を迎えようとする矢先にラティフィがまさかのウオールヒット。
正直レッドフラッグで再開してくれーと思った私。セーフティカーということで残り周回数からするとセーフティカーで終わるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
FIAもセーフティカーで終わらすのはアカンと思ってたんでしょう。スポーツでもありますが、エンターテイメントでもあるので再開してくれーと願いつつ見ていると残り2周か1周で再開しそうな雰囲気。 ただ、周回遅れがハミルトンとマックスの間に残るということで1周だと無理じゃん。とドキドキ。 残り1周で再開が決まると同時くらいに周回遅れを追い越していいとの判定がでていたらしくハミルトンのすぐ後ろにマックス。 マックスは再度ソフトに変えていたので残り１周だけど勝てるんじゃないか！
最後の一周はマックスがハミルトンを追い越したあとは、とにかく無事にチェッカーを受けてくれと願うだけ。
マックスが１位でチェッカーを受けて優勝＆２０２１F1チャンピオンが決まったあとは、もう感動ですね。
ホンダの終わりにドライバーズチャンピオンを決めてくれたマックスとレッドブルに心より感謝します。
ホンダが1991年のアイルトン・セナ以来チャンピオン取ってなかったというのも知らなくて、1991年のチャンピオン時はリアルタイムで知っているだけにここまで長かったなと改めて思いました。
せっかくチャンピオンを取ったけどホンダは最終年度。またこれも泣ける。ホンダは挑戦するDNAと信じているのでまた何か違っても戦ってほしい。
ミハエル・シューマッハファンだったので、ミハエルが一回引退したあとは個人的にF1は面白くなかった。復帰して期待したがフェラーリのときのようにはならなかったので、あまり楽しめなかったです。3期目のホンダが不発に終わり、ハミルトンが早いのは確かだったんですがミハエルファンからすると面白くなかったんですよね。速いんですけど。
結構F1を見なくなりチェックもしなくなり、新しいドライバーもわからなくなってもうF1見なくなっていくのかなと思っていて再度チェックするようになったのもホンダ復帰がきっかけ。マクラーレン・ホンダとアロンソなんて夢のようなタッグだと思ってワクワクして見ました。
まぁ、マクラーレンとアロンソとのパートナーは御存知の通り最終破談に終わりましたが、F1に戻してくれたのでありがたかったです。その後のトロロッソとレッドブルという流れもよかった。レッドブル・ホンダでの初勝利のオーストリアGPは本当に泣けた。それが2021年のワールドチャンピオンにつながっています。
ダラダラF1好きなことを書いてるだけですが、本当にホンダありがとう。マックス・フェルスタッペンありがとう。セルジオ・ペレスありがとう。レッドブルありがとう。F1ありがとう。