このまま秋から冬へと移ろっていくんでしょう。
10月から全国で緊急事態宣言も解除され、酒類提供も始まり出しつつも20時までの営業とかなんか把握できない状況ですね。
映画も、コロナ前~最中の作品が、一気に公開が目白押しして公開期間が前以上に短くなっている気がする。
公開前から中山七里さんの原作ということと好きな俳優さん(阿部寛・佐藤健)が出演するということで楽しみにしていた作品。
映画「護られなかった者たちへ」はだいぶ前から予告も上映されていて、予告とか観ると暗そうな映画ですよね。ただ、中山七里さんなので重いだけじゃないだろうなぁとそこまで心配はしていませんでした。
作品自体は事前から観ると決めていたので評判などは全く気にせずに見に行きました。
(どうしようかなと考える作品の場合はレビューなど見ることも多々あります)
で、しかもこの作品「護られなかった者たちへ」の原作を読んだか読んでないか覚えてなくて、内容的に多分読んでないと思うけどなー。と思いつつ観に行きました。
やはり震災を思い出してしまうのは仕方ないとはいえ、気持ちは重くなりますね。年月が経っているので改めて意識すること自体はありだとは思いました。
あまりに目の前のことであくせくしすぎているので余計にね。
映画始まって思ったのが、阿部寛さん歳とられたなぁ。けど瞳きれいだなぁというどうでもいいことと、佐藤健さんの笑顔がない演技なのでファンは残念なんかなぁという本当にどうでもいいことでした。
途中でやっぱり本読んでないことを確信。全然知らんわーということでストーリーも楽しめました。ちょっと前半は重いというか長尺に感じてしまう部分はあるかなぁという感じですね。
あと現在と過去の時間が切り替わるんですが、そこの切り替えが観ていてわかりづらいのがちょいネックでした。
前半で時間を使ったのは3人(佐藤健・倍賞美津子・清原果耶さん役の子供時代)の関係を描くためにはしょうがないんでしょうが、まぁ、もうちょいエピソードないとつらいかなという感じはしました。(佐藤健さんがパンを取ろうとして取り押さえられる演技は最高でしたが)
話というか犯人については、ネタバレになるので書けませんが、意外にストレートなのであれ~本当にこれだけーという感じでした。中山七里さんにしては拍子抜けじゃないのー、と思いつつやはり震災を描いているのであまりミステリー重視ではなかったのかなと勝手に思いつつ観てました。
最後に阿部寛さんと佐藤健さんの会話がありますが、そこで最後のオチがあります。
あぁ!これがほんまのオチだったのか!! やっぱり中山七里さんにやられたわ!と思いました。
結構細かいところ(犯人の犯行動機につながる事件というか事故というか)はツッコミどころが多い話だったんですが、すべては最後のオチのためだったのでメインに見えていた事件はどちらかというかそこに至る悲惨さを感じられれば十分なのかと思います。
おまけですが、話の主軸には関わらないんですが、阿部寛さんの相棒役されていた林遣都さんの演技は好きでしたね。いい役柄だわーと思いつつ観てました。
映画単独の魅力としてはちょい力弱いかとは思いますが、中山七里さんか出演者のファンの方は観て十分楽しめるかと思います。私は原作者も出演者も好きだったので観てよかった一作になりました。ありがとうございました。