【プチ感想】中山七里「ヒポクラテスの悔恨」(祥伝社)

 さてさて、いまだに緊急事態宣言中ですね。

6月20日で終了しそうですが、オリンピックまではずっとコロナ禍報道が続くんでしょうね。

流されるのが得意な国民性だと思っているので、始まればまた盛り上がることでしょう。


また話は変わって、なんと初めて「スシロー」に                                                                                                            行ってきました!

初スシローです。 くら寿司は数度行ったことありましたが、「スシロー」は初めてです。

いやいや、舐めてました。スシローさん申し訳ございませんでした。

普通に美味しかったです。びっくりしたわ。そら人気あるわ。

くら寿司と比べると値段的には高いですが、その分ネタがうまいし、切り方も分厚かった。満足満足。まぐろの大皿頼みましたがうまかったなー。


ふぐも美味しかったー。いやー、スシローすごいなあ。すぐにお腹いっぱいになってしまったので、炙り系や鰻・穴子といった濃い系が味わえなかったので次が楽しみ。


これで鰻や穴子も美味しければ文句ないですわ。貧乏だけど美味しい寿司を食べたいと思ったらスシローで決まりかも。って、はま寿司も食べたことないですが…


実は数年前に「杉玉」というスシローがやっている寿司居酒屋には行ったことがあったんですが、そこまで美味しいと思わなかったんですよね。

まぁ、こんなもんか程度しか思わなかったです。なので、本家であるスシローにもそこまで期待してなかったこともあるかもしれませんが、いい意味で期待を大きく裏切ってくれました。



はい!いつもどおり余談でした。余談のほうが長かったりしますがタイトルの本を読了しました。


中山七里さんの最新作かな「ヒポクラテスの悔恨」ヒポクラテスシリーズの第四弾です。このシリーズはドラマ化もされてましたね。柴田恭兵さんが光崎藤次郎教授役で似合っていた薄い記憶が…。


今回は全体を通しては1つの事件を追っかけるという体ですが、実際は章ごとが1つの事件であり、その解決まであるので短編集でもあり一つの長編でもあるいったお得な?構成になっています。


基本的には光崎藤次郎教授は解剖時にしか登場せず、メインは助教授栂野真琴と埼玉県警捜査一課の古手川和也の二人で物語は展開します。


それぞれの章ごとにエピソードは面白いですが、短編という捉え方でいたほうがいいですね。サクサク読めて楽しいんですが驚き等は少ないです。


結構前フリの煽りや、犯人からの脅迫状もどうなっていくんだという切迫感・期待感をもたせるんですが、話が始まると脅迫状の事件を探すということがメインとなり、あまり関係なくなっていきます。


全体通しての犯人も途中で明らかにわかってしまいます。ただ、動機は最後までいかないと全然わからなかったですが。全体の事件と謎解きはすべて最後の章にまとめられていますが、意外性が低いのでそれまでの個別の事件のほうが個人的には面白かったですね。


今回は軽く読めてエピソードを楽しむといった内容になっています。1冊を1つの事件として読もうとすると結構肩透かしを食ったような印象になってしまいますね。なので、短編集を読んだというくらいの気でいれば楽しめます。


個人的には中山七里さんはシリーズが増えていっているのでそれを継続して読んでいけるのはありがたいことです。


あ、好きなのはやっぱりベタベタに「岬洋介シリーズ」と「御子柴礼司シリーズ」だったりしますが。毒島シリーズももっと増えてほしい希望もあり。

中山七里さんの次の著作も今から楽しみです。あー、読めるって幸せだなぁ。


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