【感想】中山七里「セイレーンの懺悔」(小学館)

いつもながら横道話から行きましょうか。

コロナ後、初外食しました。3人で行きましたよ。

自粛しまくっていたので、4ヶ月ぶりくらいの外食かな?
(3~6月は全く行ってない気がする。多分だが)


創作和食。紹介で初めて行きましたが、びっくりするほどうまい。

刺し身うまー。トロがうまいのは当たり前で、何が美味しいってタコがうまい。これはすごい。

またね、日本酒もうまー。飲み過ぎちゃいました。

あと、天ぷらもうまかったなー。鱧うまかったわー。鱧ってまずいところはまずいけどさすがにいいところだからいいもの出してくれました。全然骨も感じなかったし職人芸ですね。

鱧ばっか食べたいわ。

調子乗りすぎて軽く二日酔いになってしまいましたが、久しぶりにおいしい食事でした。

その分金額はしましたが、大将の知り合いのおかげで激安。一人1万くらい飲んで食べたと思うけど、もう、申し訳ない程度でした。その心意気にも感謝でした。

いやー、久しぶりにいい食事したので楽しかったなぁ。
こういう美味しいものを食べる外食はしたいねー。

仕事の愚痴も笑顔で話せるレベルで気にならない。やっすい料理食べていたら本当にダークサイドにいって鬱々となるからよろしくない。

やはり食事は大事ですよ。仕事なんて楽しくなければやらなきゃいいので。あっはっは。本当にやりたくない。笑えますわ。



本題に戻ってまたもや中山七里さんの本を読みました。 「セイレーンの懺悔」、またすごいタイトルですね。これは2016年出版なので、もう4年前の作品になります。

中山七里さんの作品は読み切ってないので、過去作品を読む楽しみが残っているのはありがたい。多作で新作もガンガン出されるので(特に今年は毎月出版なのでハイペースすぎ)、まだ過去作品まで読み切れていませんが、ちょうど文庫が出るということでその前に読んでしまいました。


中山七里さんの中では得意分野(?)なんですかね。ちょい前に読んだ「夜がどれほど暗くても」が出版社でのスクープをとることの加害者・被害者の立場の違いにクローズアップされていましたが、これは、TV報道でのスクープを取材する側を主人公に展開されます。

いじめで殺された女子高生というストーリーなのでくっそ重い話なんですけど、他の中山七里さんの作品に比べてもそこまで重く感じません。どっちかというと被害者側の描写じゃなく、取材をする新人記者の内面をメインにしているため、そこまで重くなく進みます。

話の展開は早くサクサク読めますし、さすがの中山七里さんで一筋縄では進まないところも期待通りです。 ちょっとどんでん返し場面は意外性が低いのと、納得感がもう一つ個人的には低かったので、他の中山七里作品に比べるとですが、あまり心には刺さりませんでした。

最後の演説(?)については、内容的にもシチュエーション的にも韓国ドラマの「ピノキオ」を思い出してしまった。


中山七里さんの作品は好きですが、これは好きまでは行きませんが、やっぱり面白かったです。本当に面白くて多作という読者からすると感謝しかない作家さんです。次もまた楽しみに読もうっと。

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