【感想】中山七里「合唱 岬洋介の帰還」(宝島社)

気づけば4連休ですね。東京オリンピック開会式予定だった日。

来年できるんでしょうか? できればいいんですけど、世界的興味というか注目度は下がってしまうんでしょう。

まだ梅雨も明けず、蒸し暑さが毎日続きます。これで、マスクしていたら本当に倒れても仕方ない。外で人と特に関わらないときはマスクは外しておいたほうがいいですね。

自転車乗っている人でもマスク付けられてますけど、自転車乗っているときはいらないでしょう。ただ、付けたり外したりが面倒なのかもしれませんが。

休みの日は早起きできるんですよね。結局、仕事というか職場が嫌なだけだったりすることを改めて気づいて笑えます。


とりとめもなくヨタでしたが、本題に戻って中山七里さんの岬洋介シリーズ最新作「合唱 岬洋介の帰還」。これも出てから少し経ってますね。全然おっつけてません。


中山七里さんのシリーズ物の中では一番爽やか(?)な岬洋介シリーズですね。主人公がピアニストなのでドロドロするのも合わないということもあるでしょうが。

このシリーズが好きなのは読んでいるだけでクラシックを聴きたくなるというすごい曲の表現力ですね。中山七里さんすげーな、と思わせてくれるシリーズです。


ただ、今回は岬洋介の出番がそこまで多くなくて、しかもミステリー要素も少なめです。

中山七里さんに出てくる登場人物たちのオールスターぶりを楽しむ本になっています。

岬洋介は主人公なので当たり前ながら、お父さんである岬次席検事、渡瀬警部、古手川刑事のコンビに解剖医の光崎藤次郎教授、御子柴礼司弁護士まで出てきます。さすがに終わりかと思ったら、その上に犬養隼人刑事まで出てきてしまいます。

もう、ここまで出てくるとそらそれぞれのページ数もあって話はそこまでややこしくなりませんわ。オールスターを楽しみましょうというお話です。

ストーリーはその分ストレートなのでサクサク読めます。
最終ページに次回作は「おわかれはモーツァルト」(仮題)とあったので内容的には次を期待しましょう。次作は岬洋介の大活躍を楽しみにしています。出たばっかりだから次はいつでるかなー。