コロナも落ち着いたというか無理くりでも通常に戻してきているという感じですね。
ただ、収束しているわけではないので、基本街中はマスク姿ですし、電車や飲食店もしゃべることが罪みたいな雰囲気はちょっと微妙です。
あと、何より風景的に違うのがインバウンドの人がほぼ皆無になったこと。
百貨店や心斎橋商店街など、下手すると日本人いるの?と思うこともありましたが、今は外国人の方を見ることが本当になくなりました。
国際線がほぼ止まっている状態なので当然ですが。
国内線も微妙に増やしていっているみたいですが、それでも6月は欠航がガンガンあるので、元通りなんて簡単にはいきませんね。
また、100%元通りはいかないでしょう。そこがどうなるかが次の生活様式ということなんでしょうけど、今まで以上にリスクテイクは自分で取る、自分で決めるという自己責任が求められることと、自分がリスク取るのは勝手だが、人に求めない、人を巻き込まないといった視点も必要になると思います。
なんか、まともそうなこと書いてますが、あたり前のことなのでなんの新鮮味もありませんでした。。。
さて、本題に行きましょうか。
やっとというか遅くなりましたが、東野圭吾さんの新刊「クスノキの番人」を読みました。タイトルからだと全然わかりませんが、タイトル通りの内容。
クスノキの木を守る番人の物語です。クスノキの木にスピリチュアル的力があり、それが何っていうのが一つの謎ですが、謎を解くミステリーというよりストーリーを純粋に楽しむ本でした。
最初は主人公が微妙に感じましたが(まぁ、窃盗で捕まるってスタートですので)、少しずつ成長していく姿は面白かったです。それは出自的な意味があるのは、最初は都合主義だなと思うところはありますが、最後まで読むと、あぁ、そういうことね。と納得させてくれます。
途中数箇所泣かせてくれる部分もありますし、複数の話が並行して進むのでサクサク進みます。
こういううるっとさせるちょい感動という話は東野圭吾さんめっちゃ得意ですよね。(実際得意かしらないですが、うまいですよね)
いやー、面白かったです。最後まで読み切って爽やかに終わるいい話。重さはないので名作というのとは違うのかもしれませんが、個人的には好きな一冊ですね。
読んでよかった一冊です。特にコロナで心が荒んでいる方などは、ちょっといい気分になれるかもしれません。生きるって素晴らしいっていう話です。