このゴールデンウィークにやっと「7つの習慣」を読み直しました。
ここ数年、年に一度読み返すようにしていたんですが、年々遅れていく。
もう、5月ですよ。半年終わりそうになる前にやっと読み直しました。
実はねー。10年以上前になりますが、最初に読んだときは、全然わかんなかったですよね。
いいことは書いてあるけど、当たり前としか思えないことしか書いてなくて、しかも面白いとも思えない。
もうね、「はぁ?」なにがベストセラーなの。すごい人が褒めてるのはなぜ?という状態でした。
たとえ話は多いが、結局何したらいいのかわからないし、結果としてどうなるかもよくわからん。
これ読んで何が変わるの?どうなるの?そもそも7つの習慣って何?
ってくらい理解できませんでした。
即効性もないしよー。役たたないよなー。くらいのノリ。何より長いなー。と思いつつ、これだけ有名なのだから最後まで読んどこうと思って読んだというレベルの本。
(まぁ、ちゃんと読めば即効性なんてないよ。原則に沿って生きるのよ。って書いてあるんだけどね。理解できてなかったわけね。)
で、理解できないまま数年経ち。
通信教育で「7つの習慣 スタンダードコース」というものを受講する。
やっぱり、その後も「7つの習慣」ってイケてる人がおすすめしたりしてて、理解できてない私は足りないんだろうな、と思って理解したかったってところですね。
申し込んで受講したら、DVDがついてきてこれが素晴らしかった。わかりやすい。著者であるコヴィー博士の公演とかもあるんですが、なるほどってところでしたね。
「刺激と反応のスペースは選択の自由がある」なんてのは、ジェームズ・スキナー氏の「成功の9ステップ」で知ったことでしたが、実は「7つの習慣」が元だったんですねー。いやー、本気で理解してなかったことにびっくりしましたわ。
通信教育を受講して、『もしかして、やっぱり7つの習慣ってすごいんじゃね?』と思って読み返したのがスタート。
読み返すと「原則」というわけわからん単語も入ってくるし、即効性を求めるのは本当の成功とは違うってことも理解できるようになる。
もちろん、本は分厚いし全部が全部理解できるわけじゃありませんが、読んで『おぉー、すげー』と思えるくらいには変わりました。
本って面白いですよね。タイミングや自分の状態、自分のレベルで全然捉え方が違う。
本当のクソ本ってのも多々ありますが、難しすぎて理解できない、や、納得できん、ていうのはその時の自分の状態やレベルの問題が大きいんでしょうね。
ちょっとわかったってことに気を良くして毎年「7つの習慣」は読み返しています。
毎年読み返していても、全然できてないし、新しいことを発見できる。
そら、ベストセラーですわ! と、初回に読んだ感想とは真逆を思う。
人間って面白いですね。
今は、私が読んだときのバージョンとは変わって、新しい翻訳になっています。
私のときの翻訳はジェームズ・スキナー氏の翻訳なので、ジェームズ・スキナー好きな私はいまも古いバージョンで読み返してますよ。
あ、オーディオブックでもたまに聴きますが、そっちは新しいバージョンね。